今しがた私は、ダカール中心部にある安いホテルの、手術室のように薄暗く、カビ臭く、天井の染みの向こう側に何かが潜んでいそうな、幽霊が棲みついていても全く驚かない気味の悪い部屋の中で、年甲斐もなく、声を押し殺すこともできず、わんわんと泣いてい…
「朱里ちゃんは、千枝さんによく似てるわね」と祖母によく言われた。千枝さんとは、私の曾祖母のことだ。祖父の母。彼女は歌人だった。そして、あの時代においては珍しく一人っ子だった。旅が好きで、ちょっと変わっていて、孤独についての詩を書いていた。…
私ほどになるともう、どんなテーマからでも孤独を深掘りできる自信がある(できれば胸を張って言いたくない言葉ランキング一位)。生きてきた道のりの中で孤独はいつも私の隣にあったし、それを避けるよりもむしろ「考える材料」にして真っ向から立ち向かう…
あなたは穏やかに過ごすことを孤独やさびしさと同じって言ってから「うんざりするような あきれかえるような やる気のなさで…ゴメンネ」 ー『ミルク』Chara 2015年7月、この歌を初めて聴いたときから、この歌詞がずっと頭の隅に残り続けている。これは、穏や…
帰宅してすぐに力尽きるようにベッドに倒れ込んだ。わずかにズボンだけ部屋着に替えた記憶があるがあとはもう何もできず、ただ天井を見つめていた。思考の渦が部屋中を漂い、時に沈みながら、身体だけがただそこに在った。 まとまりのない備忘録をここに記し…