2021 0527 0533

 

 眠れない夜につらつらと考えていたこと:後期から一年間休学しようかな というようなことをここ最近ずっと考えている。

 

 学問を究めたところで人は救えない、自分すら救えないのだから、ということをうっすらと理解し始めた頃から自分がいま何をやっているのか分からなくなってきた フィールドワークをして何かを感じて頭と体で考えてそれを文字に起こすことが偉いことだとは最初から思っていなかったけれど、少なからず価値のある行為だと思っていた でも、政治色の強いその行為にどんな価値があるのか、学んでいくうちに分からなくなってきた 論文を読んだり教授のお話を聞いたりして目の前が明るくなることもあるけど、時間が経てば「それで…?私がやる意味、あるんか?」ともやもやしてしまう 私が思い描いていたあたたかみのある世界ではないのかもしれない バイトでもなんでもいいから何処かで腰を据えて働いたほうがよっぽど自分の目指す姿に近付けるような気さえする

 

 人に寄り添えるようなことをしたいのだけど、それなら田舎に帰るなりほかに居場所を見つけるなりして、なにか自分で細々とやっていくほうがいいのかもしれない、こうやって文章を書いたりしながら 「しんどくて仕方ないけど、ここに来ると不思議ともうちょい生きてみてもいいかも、と思えるんだよねぇ」と感じてもらえるような場所をつくりたい、という思いは、根無草な生活を送る中でもふわふわと頭の中に在り続けている 今やっていることが一区切りついてからそっちに進もうと考えていたけど、その「今やっていること」が迷走し始めていてメンタルが不安定なのです だから一旦距離をおいてみようかな、と

 

 自分の立場を明らかにしながらどこかの文化について論じる行為には必ず暴力性が潜んでいること、これは大学に入らなければ分からなかったことだな と思う だから大学に入ったことは全く後悔していない しかし今は一旦距離を置くことが必要だと思う 「私がこれをやることによって傷付く人がいるのではないか」とか「その土地に縁もゆかりもない人間が勝手にズカズカと入り込んで根掘り葉掘り聞いて、書いていいものなのか」とか、そんな余計なことにまで考えを巡らせる日々が続いて、疲弊している

 

 そんなところです 相も変わらず浮遊しまくりなのでそろそろどこかに着地してみたい(あんた一生無理よ)

 

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追記①:2023 0606 1903

 

 将来はなにかしら自分のお店を持ちたいんだけど、それがどういうお店であれプラスアルファでカウンセラー的な役割も果たしたい。でも「カウンセリングもやってます!」とかは絶対に言わない。訪れてくれた人が、私やスタッフ、他のお客さん等に自然と自己開示できて、なんか気付いたら悩みを打ち明けてて、帰る頃にはなんかちょっとだけ心が軽くなってる、みたいな空間をつくりたい もちろん私のお店で働くスタッフも同じように「ここに来ると落ち着く」と思ってほしいし、適性を見極めてその子の個性や能力をどんどん伸ばしてあげられる場所にしたい そのために私自身がもっといろんなところに行っていろんな人と話していろんな経験をして、いろんな感情の引き出しを持てるようになりたいな ならなきゃな 人を見ることは出来てもまとめるのが苦手だから(出来れば怒りたくないもん)そこが今後一年の課題になると思う

 

 「辞めたい辞めたい自分は誰からも必要とされてない」って泣いてた子、絶対デザインのセンスあるってずっと思ってたから私のイラレと色鉛筆を貸して色々と描かせてみたらやっぱりセンスあった!なんなら私より使いこなしてる爆笑「最近仕事楽しいです」ってニコッてしてたの見て、よかったねぇぇぇ〜☺️🤍ってなった。こういうことを一生やっていきたい(引き続き大学は休みます)(人生一回じゃ足りません)

 

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追記②:2023 1027 2044

 

 先月末、名古屋のゲストハウスで大変お世話になった方(当時そこのマネージャーをやっていた人。この人の下で働いたことがきっかけでゲストハウス運営に興味を持った)が10日間泊まりに来てくれた。私の働き方だったりスタッフの動きだったりお客さんの動向だったり、まあすべてを見た上でA4用紙5枚分にも及ぶレポートを送ってくださった。本当にありがたい。

 

 その中に、

 

「スタッフ間の関係性がフラットでヒエラルキーを感じさせず互いの能力や考え方の違いをリスペクトし合い、また互いの足りない部分を補い合いひとつの目標を目指す」というのが最終目標であると信じているしぼくの理念だ」

 

 と書かれていて、ああ、私の理念と全く同じだな、やっぱりこの人の下で働けて本当に良かったな、そして今もこうして面倒を見てもらえてる私は幸せ者だな、と思ったし、なぜだか分からないけれどますます海風のメンバーが愛おしく感じられました 頑張ろう